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midiom Version0.5公開しました
http://mewlist.com/midiom/
WEB上でアンケート実施しています。ご協力のほどよろしくお願いいたします。

主な変更点として

*Exclusive 入力機能
*算術機能の仮搭載
*再生エンジンの改良


算術機能は、現状条件判断などの処理は行えません。
統一的にヴェロシティ値を扱いたい時など、変数を媒介することで曲全体に波及するような使い方も可能です。

最近のシンセはヴェロシティレイヤーがついているので、一番おいしいヴェロシティを探るのにデータシフトをせずに変数を一箇所いじるだけで良いような編集方法が可能です。


再生エンジンに関しては、MIDIで起こりがちな、途中再生時の音源状態の再現性が保障されないという問題に対しての取り組みを初期段階から行ってきました。今回の変更でフレーズの呼び出し途中にも正しい音源状態、シーケンサ状態を保つことが可能になりました。これは今後の算術関係の実装への布石となります。


数値入力部は、インテリジェントサーチ・リプレイス機能が今後の大きな開発予定です。
そろそろ、ピアノロールの実装を始めたいと思います。

プログラマブルなデータ構築

データ列中に変数を扱うことを許容し、アセンブラの基本命令セットのようなものを用意することで、音楽データをプログラムのように生成することができる。

当初、midiom スクリプトは完全なスクリプト言語として機能するようなものを予定していたのだが、その役目はmidiomプラグインに一任してしまったほうが、CPU的にも、開発の容易さにしても効率がいい。

midiomスクリプトの構想は形を変え、算術・制御命令を基本データに導入することで、現在の編集操作と同様のエディット性を保ったまま、データ構築の可能性を広げる。

単純な記憶領域を固定長で用意し、その値を算術命令セットによって曲の流れの中で変更することによって、CCなどのコントローラを制御する。

いまさら原始的な方法ではあるが、今現在実装されているフレーズ機構とうまく組み合わせることで、フレーズという単位を関数のように扱うことすら可能だ。

もとより、数値エディットというのは低級なMIDI信号レベルに近い編集方式であって、こういった用途には多分に力を発揮する。

仕様が単純であるだけに自由度も高い。
オートパンなどは、トラックをレイヤー化し、フレーズにオートパンの処理を入れることで簡単に実装できるだろう。

自動フレーズ生成なども可能である。

そして、そうやって出来上がったフレーズをライブラリ化していくことで、音楽のidiom としての扱いがより明確になっていくはず。

フレーズ中にフレーズを呼び出すことができるのは、素片としての情報を効率よく使いまわすことができるようにするためだが、このことが実現すれば、オブジェクト志向なMIDIプログラミングが可能になると思う。
アプローチ


コンピュータを用いた人間の挙動のシミュレーションは、その理想に近づけるために、多大な労力を費やす。 それでいて、現行のPCM系シンセサイザでは所詮シンセサイザの音にとどまってしまう。 

昔のように、趣味ユーザーが共通の音源を用いてMIDIデータをやりとりして楽しむという光景は無くなってしまったように思える。DAWで吐き出されるデータは、個々の環境に応じたセッティングでのみ再現されるものであって、あくまでも流通の手段ではない。 メインストリームのメディアはmp3などの波形という最終形態だ。

最近は波形の編集がPC上で容易に行えるため、音楽製作に新しいアプローチが出てきた。 録音で人間らしさが出るというのは、完成度の意味でかなり敷居が高い作業だということは前提なのだが、これもまた、波形編集とミックス従事者の技術により、本来生活している周辺にあふれている音そのものすら聴けるものにできてしまう。 これはすごいことだ。

これからは、趣味としてコンピュータミュージックを楽しむ人間にしても、録音・ミックス作業が趣味にしても付きまとっていくだろうし、そこは挫折もかなり多い領域であると思う。 趣味として音楽を楽しむことが敷居の高い部分にいったような気がする。

その流れで、シンセメーカーはMIDIに対する情熱を失ったように思える。昔はGS、XGと各社企画を打ちたて、標準をめざしたが、コンピュータミュージックというものの定義が広がったために、底辺のMIDI規格以外、それを継承拡張したものは、「個性」としか認識されなくなった。 シンセメーカーに求められているものは、共通化される規格から、個性へとシフトしている。

ハードウェアはどんどん個性的なものが出てきていて、概念がハードウェアごとに多種多様である。 そこにまだつなぎとめられている共通の規格がMIDIである。

今、あえてそこに焦点を持っていくのは面白いと思う。 むしろ、昔のように流通するための規格ではなく、制御するツールとしてMIDIを考えたとき(本来ある姿なのだが・・・) まだ10年は発展の可能性があると思う。

MIDI端子さえついていれば、どんな機械も制御できるのは当たり前だが、どんな電子楽器もこの規格を受け付けるなんて、すごいことだ。 こういう世界、真の意味での標準っていうのはなかなか見当たらない。


最近の高級オーケストラライブラリなどは、実演と聞きまごう完成度でびっくり。


midiom
開発中のmidiom。リリースに向けたスケジュールはまだ具体化していない。 version1.0となるべき仕様は大方頭の中ではできているのだが、実装にかなりの時間を費やしそうな感じ。

数値エディタ部は、9割方完成しているのだが、今までに無かったピアノロールエディタの実装が現在の目標の一つで、その部分はまったくできていない状況だ。

当初の予定は自分が曲を構築するに当たって、使いやすいものというビジョンがあったのだが、やはり他人に向けて開発するソフトとなると、いろいろと手間をかけて実装しなければいけない部分が多い。

特に問題なのが、実は「マニュアル」である。
他人が使いやすいようにするには、充実したマニュアルが必要で、大企業がマニュアル専門の部署を持って対応するのもうなずける。それくらい、マニュアル制作というのは重労働なのだ。